BACK

NEXT (その4)

 
               "愛・地球博" 視察研修によせて       吉野利男 記

 6月20日快晴の下、長岡を出発し、飲酒ままならぬまま恵那峡にて昼食。ようやく喉を潤し郷土料理を食した。折しも中越地方に、震度5弱の地震ありとの報道に研修中止かと心配したが、大過なしとの情報に安堵した。家族的雰囲気と薬酒のほど良い心地、客あしらい良好な名ガイドの説明を聞きながら、テレビ塔から市街を一望し、天守に鯱の無い名古屋城を確認。熱田神宮の荘厳な森に感動し、森林浴でパワーを貰い、浅野氏の宿敵吉良の地に投宿…。
いよいよ愛・地球博へ。昨夜の行動は不問、体力や若差(?)を実感する。いよいよ入場、名古屋は暑い。駐車場より西口まで1Km余の徒歩。所持品と金属探知検査、約千人単位の入場は混雑甚だしく先発隊に追いつ 事叶わず。日本ゾーンに出たが、案内図にてまず位置の確認。空中回廊は一周2.6Km、壮大な規模である。何はともあれ目玉のマンモスへとグローバルハウスに向かう。既に長蛇の列、係員曰く(今日は空いていて40分待ちです・・・)意を決し入列。漸くその時が来た。じっくり観て見たいと歩を進めると、床が動いた。1万年以上の時を超え蘇った感動の対面は1分も無かった。動く歩道は無情である。しかし神秘的で迫力に満ちたユカギルマンモスは何を伝えに現れたのであろうか。温暖化への警告か、否もっと奥深い何かがあるのか。もう一度観たい念に駆られるも、外へ出た…。
意気揚々と企業パビリオンゾーンに向かったが、9館全てが想像を絶する長蛇の列。これぞ10万人の人出だ。予約も整理券も本日分無しとの掲示。並んで待つか思案の末、北口からモリゾーゴンドラにて会場を眺望。絶景かな広大なり。住宅地上空では窓が一瞬にして曇りガラスになる等トヨタの力を体感したが、そこはへそ曲がりの吾等2人本領発揮。(何だ此れは! ゴンドラコースの樹木の穂先が伐採されている。万博のテーマ?)と談笑しつつ瀬戸会場に到着。意のままに行動出来ると期待したが甘かった。 しかし収穫もあり、珍食ソバ飯を知った事。焼きソバとチャーハンをミックスした品で、手軽で生ビールにも良く合いお勧めの一品である。また、マンモスの牙が種種展示されじっくり触れることが出来た。長久手に戻り運良く整理券を入手、ユカギルマンモスに再会し南米館など数館見学、感動のうち帰路となる。
夕食に中区のまるや本店新栄店にて名物ヒツマムシに出会った。甘露甘露・・・。

その3 おわり

その2 おわり

その1 おわり